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2016年桜の開花・満開予想(第4回)を発表
2016年2月18日
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日本気象株式会社は、2月18日に2016年第4回桜の開花・満開予想を発表しました。北海道から鹿児島までの全国約1000か所の桜の名所、及び各都市のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
すべての地点の開花・満開日の予想は、天気・防災総合サイト「お天気ナビゲータ」にて無料で掲載しています。

天気総合サイト「お天気ナビゲータ」桜ナビ
2015年桜開花予測の精度検証結果「2015年第1回発表(1月14日)時点で、東京・大阪は誤差0日」
2016年の桜の開花傾向について
2016年第2回桜開花予想マップ
[2016年2月18日発表]
北日本では、9月は平年並み、10月は平年より気温が低く、11月及び12月は平年よりかなり気温が高くなりましたが、元々寒い地域のため休眠打破への影響はそれほどありませんでした。 1月は平年並みの気温で、2月前半は平年より高めの気温でした。2月後半から3月にかけては平年よりやや高めの気温が予想されます。開花時期は平年より早くなるでしょう。
東日本・西日本では、11月及び12月が非常に暖かく、1月も平年よりは高い気温となりました。2月上旬は平年並みの気温でしたが、13・14日は全国的に気温が上がり、2月前半としては平年よりも高い気温となりました。 冬を通して気温が高く推移したため、休眠打破の時期が例年と比べ、東日本では1~2週間程度、西日本では2~3週間程度遅れました。
2月後半から3月にかけての気温は、東日本・西日本ともに平年並みかやや高めの気温となることが予想されます。
東日本では、開花時期は平年並みか平年より早くなるでしょう。西日本では、開花時期は平年並みか平年より遅くなるでしょう。
3月22日には、全国に先駆けて東京で開花する予想となっています。

開花メーター
「開花メーター」は、春に開花や満開を楽しむだけでなく、開花までの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを指数化した情報です。
今シーズンは、開花してから満開までの状態「満開率」と休眠打破以前の状態「覚醒率」の掲載を新しく始めました。
[2016年2月18日発表]
2月17日時点では、この2週間で全国のほとんどの地域が覚醒率100%に到達し、休眠打破を終えました。覚醒率が100%に到達していないのは、宮崎(94.5%)と鹿児島(84.1%)の2地点のみとなっています。
生長率の1位は、3回連続で盛岡の35.6%、2位は長野の34.9%、3位は福島・鳥取の34.8%となっています。暖かい地域のほとんどの地点が生長段階に入ったため、気温の上昇とともに生長率の値がどんどん伸びていき、寒い地域を追い抜いていく見込みです。
開花メーター
開花メーターについて
桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。
開花メーターは、開花予想日を元に算出した日本気象独自の情報です。
桜の花芽は、北日本など寒い地域の方が、早く休眠打破を終えて生長段階に入るため、始めのうちは覚醒率・生長率が高くなります。
全国の開花メーター
 http://s.n-kishou.co.jp/w/sp/sakura/sakura_yosou.html
桜開花メーターについて(pdf)
2016年の各地の開花・満開予想日
都道府県地点開花予想日満開予想日平年開花日
北海道・東北地方
関東・甲信地方
北陸地方
東海地方
近畿地方
中国地方
四国地方
九州地方
地方ごとの傾向
地方 傾向
北海道地方

開花は、平年より早い

9月から11月にかけては概ね平年の気温で、12月はかなり高めでした。 1月は平年並み、2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年よりやや高めの気温が予想されるため、 開花は平年より早い。
東北地方

開花は、平年より早いか、かなり早い

9月及び10月は平年並みの気温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月は平年よりやや高め、2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年よりやや高めの気温が予想されるため、 開花は平年より早いかかなり早い。
関東甲信地方

開花は、平年並みか、平年より早い

9月及び10月は平年並みの気温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年並みか平年より早い。
東海地方

開花は、平年並み

9月及び10月は平年並みかやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年並み。
北陸地方

開花は、平年並みか、平年より早い

9月及び10月はやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年並みか平年より早い。
近畿地方

開花は、平年並み

9月及び10月は平年並みかやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年並み。
中国地方

開花は、平年並み

9月及び10月は平年並みかやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年並み。
四国地方

開花は、平年より遅い

9月及び10月は平年並みかやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月~2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年より遅い。
九州地方

開花は、平年より遅いか、かなり遅い

9月及び10月は平年並みかやや低温で、11月及び12月は平年よりかなり高めでした。 1月は平年よりやや高め、2月前半は平年より高めの気温でした。 2月後半から3月にかけては平年並みか平年よりやや高めの気温が予想されるため、開花は平年より遅いかかなり遅い。

日本気象の桜開花予想の方法について
桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いています。
秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予測地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予測日を算出しています。
日本気象では、春に開花や満開を楽しむだけでなく、こういった開花までの過程も楽しむために、桜が開花を迎えるまでのどの段階にあるかを指数化した開花メーターを開発しました。
開花メーターには、各段階に応じて以下の3つの指数があります。
・覚醒率…休眠の指数。(花芽形成 0%~休眠打破 100%)寒いほど覚醒率は大きくなり、休眠打破に近づく。
・生長率…生長の指数。(休眠打破 0%~開花 100%)暖かいほど生長率は大きくなり、開花に近づく。
・満開率…開花後の指数。(開花 0%~満開 100%)暖かいほど満開率は大きくなり、満開に近づく。
参考文献

○気象庁, 1996: 新しいサクラの開花予想. 気象庁解説資料第24号.
○青野靖之, 守屋千晶, 2003: 休眠解除を考慮したソメイヨシノの開花日推定モデルの一般化. 農業気象, 59(2), 167-177.
○朝倉利員, 杉浦裕義, 阪本大輔, 杉浦俊彦, 弦間洋, 2010: サクラの満開日を広域で予測するモデル. 農業気象, 66(4), 269-277.

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