menu
洋上風力エネルギーソリューション 未来のエネルギーを開発

  • 事例1

    洋上風況調査を実施中のドップラー・ライダー

  • 事例2

    ドップラー・ライダーにより測定された風況データ

ドップラー・ライダーを用いた風況調査
洋上風力発電計画地点における試験観測を実施

実施内容

日本気象は、SgurrEnergy社協力のもと、ドップラー・ライダーを用いた洋上風力発電のための風況調査(試験観測)を、茨城県神栖市にて実施しました。 ドップラー・ライダーは、レーザー光※1を上空に発射し、空気中にあるエアロゾル※2からの散乱光を受信して風向・風速を測定する装置です。このレーザー光は、音と違い、指向性が高いので、水平にも照射可能です。 今回は、陸上沿岸部にドップラー・ライダーを設置し、そのレーザー光を海に向け、海上の風況をリモートセンシングにより測定しております。

※1レーザー光:近赤外領域の波長を用いたもので、レーザー安全基準クラス1M(光学機器を用いなければ、直接見ても安全)のもの。
※2エアロゾル:大気中の目に見えない塵や微粒子

今後の展望

我が国の場合、欧州とは沿岸部の地形や気象・海象条件が異なっていることなどから、欧州の技術をそのまま適用することはできません。また、日本海側と太平洋側では洋上の風の特性が明らかにされていません。 今後、弊社ではこうした日本特有の洋上における風況の特性を踏まえ、研究機関や発電事業者等と連携し、実用化に向けた技術の確立に貢献してまいりたいと思います。