大阪・関西万博会場サイネージ「夕焼け情報」の検証結果について
2025年7月4日
日本気象株式会社は、現在開催中の大阪・関西万博において、会場内に設置されたサイネージにて、夕焼けと虹の見える可能性をお知らせする「夕焼け情報」および「虹情報」を提供しています。
万博会場から見える美しい夕焼けは、SNSなどでも大きな話題となっており、来場者の皆様にとって忘れられない体験となっています。この度、開幕からの夕焼けの発生について調査を行い、夕焼けが見られた日数と、日本気象が提供する夕焼け情報の精度について検証を行い、その結果を公開しました。
万博会場から見える美しい夕焼けは、SNSなどでも大きな話題となっており、来場者の皆様にとって忘れられない体験となっています。この度、開幕からの夕焼けの発生について調査を行い、夕焼けが見られた日数と、日本気象が提供する夕焼け情報の精度について検証を行い、その結果を公開しました。

背景:夕焼け情報、虹情報について
日本気象は、大阪・関西万博の来場者の皆様に特別な体験をお届けするため、会場周辺において夕焼けや虹が見える可能性がある場合に、会場内の17のサイネージにてお知らせしています。「夕焼け情報」と「虹情報」は日本気象が独自開発した情報で、日本語と英語で毎日配信しています。
「夕焼け情報」は、会場サイネージと日本気象ウェブサイトで確認可能
万博会場内のサイネージで提供されている「夕焼け情報」は、7月3日から日本気象の公式ウェブサイトでもご確認いただけます。建物の中などの気づきにくい場所にいる場合も、サイトをご覧いただくことで、より計画的に万博の美しい景色をお楽しみいただけます。
開幕から約2か月半、夕焼けが見えた日数は半数の36日
日本気象は、万博開幕の2025年4月13日から6月23日までの72日間を対象に、「夕焼け情報」の精度を検証しました。今回の検証では、大阪市内の日本気象本社オフィスから夢洲方面を毎日撮影し、夕焼けの発生状況について調査を行いました。
開幕からの72日間において、実際に夕焼けが見えた日数は36日でした。半数の日に万博会場から夕焼けが見られたことになります。
開幕からの72日間において、実際に夕焼けが見えた日数は36日でした。半数の日に万博会場から夕焼けが見られたことになります。
日本気象の「夕焼け情報」の精度を検証
日本気象では、夕焼けが見える可能性を、夕焼け指数として「見える可能性が高い」「見える可能性あり」「見える可能性が低い」の3段階で予想を行っています。万博会場のサイネージでは、「見える可能性が高い」「見える可能性あり」の場合は「今日夕焼けが見えそう!」、「見える可能性が低い」の場合は「今日夕焼けは見えないかも」として提供しています。

「見える可能性あり」

今回の検証では、夕焼けの撮影による発生状況を元にその精度を評価しました。
期間中の夕焼け情報の適中率は、73%でした。
尚、夕焼け指数が「見える可能性が高い」場合に夕焼けが見える確率は91%で、高い精度で予想できていることが確認できました。
期間中の夕焼け情報の適中率は、73%でした。
尚、夕焼け指数が「見える可能性が高い」場合に夕焼けが見える確率は91%で、高い精度で予想できていることが確認できました。
夕焼けが見えやすい条件とは?
一般的に、夕焼けは以下の条件が揃うと見えやすくなると言われています。
・空気中のちりや水蒸気など、微粒子が適度にあること
・日没時に西の空に雲が少ないこと
これらの条件が揃うことで、太陽光が大気中で散乱し、赤やオレンジ色の美しい夕焼けが広がります。
・空気中のちりや水蒸気など、微粒子が適度にあること
・日没時に西の空に雲が少ないこと
これらの条件が揃うことで、太陽光が大気中で散乱し、赤やオレンジ色の美しい夕焼けが広がります。
日本気象の「虹情報」について
夕焼け情報と同様に、日本気象では独自の技術に基づき「虹情報」を提供しています。虹が発生しやすい気象条件を予測し、来場者の皆様に虹との出会いをお届けしています。これまでにも、滋賀県の観光サイトで虹予報を掲載いただくなど、様々な場面でその実績を積み重ねてきました。
虹が見えやすい条件は?
特に夏ごろは、太陽が低い位置にある朝か夕方で、日が射しているときに雨雲が近くを通過するとチャンスです。虹は太陽の反対側に見えるので、太陽に背を向けて雨雲の方を見渡してみましょう。
