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2014年桜の開花予測結果の検証(速報) ~東京の開花予想は1月8日の時点で1日の誤差

2014年4月2日

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日本気象株式会社は、1月8日より北海道から鹿児島までの、全国の桜の名所約900ヶ所及び各都市のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
その内、気象庁が桜開花の発表を行っている地点について、3月31日時点で開花した34地点での予測精度を検証しました。
主要都市の開花予想日と予測誤差
東京の開花予想は、1月8日の第1回発表時点で誤差が-1日、2月25日では+2日、開花1週間前の3月18日の発表では0日と、精度の高い結果となりました。
また、今年全国で一番早く咲いた高知については、2月25日以降の発表では、全国で一番早く咲くことが予測されていました。
主要都市それぞれの誤差を見ても、1月の時点では、最大4日あった誤差も、最終的には、0~2日以内におさまっています。

開花日1/8発表 (第1回)2/25発表 (第5回)3/18発表 (第8回)
予想日誤差(日)予想日誤差(日)予想日誤差(日)
東京3月25日平年並み 3月24日-13月27日23月25日0
名古屋3月24日平年並み 3月20日-43月25日13月23日-1
京都3月27日平年並み 3月24日-33月27日03月26日-1
大阪3月27日平年並み 3月25日-23月27日03月26日-1
高知3月18日平年より早い 3月16日-23月18日03月16日-2
福岡3月19日平年より早い 3月19日03月19日03月18日-1
3月31日時点で開花した34地点の予測精度
第1回目発表(1月8日)の予測精度は、二乗平均平方根誤差が2.68日と、1月の時点で誤差が3日以内とかなり良い精度が出ています。
開花が始まる約1ヶ月前の第5回発表(2月25日)および、開花が始まる直前の第8回発表(3月18日)の予測精度はそれぞれ、二乗平均平方根誤差が1.96日、1.84日と、誤差2日以内の精度となりました。

第8回(3月18日)の平均誤差は、-0.68日と、マイナスの値になっており、全体的に、実際の開花時期よりも少し早めの予測となっていました。
今年は、2月には全国的に大雪となるような寒波に見舞われるなど、気温の乱高下が激しい年でしたが、その中でも桜の生長をかなり正確に予測できていました。

1/8発表 (第1回)2/25発表 (第5回)3/18発表 (第8回)
平均誤差-1.62 日0.68 日-0.68 日
二乗平均平方根誤差2.68 日1.96 日1.84 日
<平均誤差と二乗平均平方根誤差の説明>
平均誤差(ME)
誤差を、そのまま合計し、サンプル数で割ったもの。
平均誤差は、予報の偏りを示す指標です。プラスマイナスの値をとり、値が0に近づく程、精度が良いことを示します。
プラスとマイナスの誤差が混在する場合、プラスマイナスが相殺される可能性があります。
二乗平均平方根誤差(RMSE)
誤差の2乗の合計をサンプル数で割り、平方根を求めたもの。
値は必ず0より大きくなり、値が0に近づく程、精度が良いことを示します。
計算の過程で誤差を2乗しているため、誤差のプラスマイナスを問わず、絶対的な誤差が分かります。
「お天気ナビゲータ」桜開花予想
http://s.n-kishou.co.jp/w/sp/sakura/sakura_kaika_top.html
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