日本気象及び桜の開花予想を行う民間気象会社5社の気象庁標本木(ソメイヨシノに限る)の開花予想精度を示します。精度のグラフが点線になっている部分は、全48地点のうち、開花時期の遅い北日本や山間部の地域など、予想が発表されていない地点があることを示しており、吹き出しの数字は発表された地点数を示しています。例えば、D社の第1回(1/21)の発表の吹き出しは”45”で、この発表では北海道の3地点以外の45地点についての予想が発表されていたことを示しています。
1月下旬の各社の精度を見てみると、日本気象は1月14日の第1回発表時点から全社の中でも最も多い全48地点の発表を行っており、他社と同様に予想が困難な北海道・東北地方を除いた39地点で検証を行った結果、約1.5日と最も良い精度が出ています。
2月以降、日本気象は誤差2.5日以下を安定して推移しています。
開花の迫る3月に入ると各社とも精度が良くなっていき、日本気象も誤差2.5日以下で、開花が始まる直前の3月19日の発表では、約1.5日となりました。
このように、シーズンを通して安定した精度を維持しながら予想できていることが確認できました。
2015年桜の開花予測結果の検証 -第1回発表時点で、東京・大阪の誤差0日
2016年1月14日
日本気象株式会社は、北海道から鹿児島までの各都市のソメイヨシノについて、2015年シーズンの開花・満開予想を行いましたが、気象庁が桜開花の発表を行っている地点について、予測精度を検証しました。
日本気象は国内で最も早い1月14日の第1回発表時点から、北海道も含めた全48地点について発表を行っていますが、精度検証の結果、シーズンを通して安定した精度を維持しながら予想できていることが確認できました。
日本気象は国内で最も早い1月14日の第1回発表時点から、北海道も含めた全48地点について発表を行っていますが、精度検証の結果、シーズンを通して安定した精度を維持しながら予想できていることが確認できました。
2015年シーズンの開花予想日と予測誤差
2015年シーズンの桜の開花は、北日本は平年よりかなり早く、記録的な開花の早さをもたらしました。また東日本は平年より早く、西日本は平年並みの開花傾向でした。
日本気象の東京・大阪の開花予想は、1月14日の第1回発表時点で誤差はなく精度の高い結果となりました。開花直前の3月19日の第8回ではどの都市も誤差は0~3日と良い結果となっています。
東日本・西日本の都市では、第1回から誤差3日以内で、その後開花直前の予測に至るまで安定した精度を保っていました。
開花時期が遅く、平年と比べてもかなり早い開花となった札幌・仙台については、早い時期での予想は難しく第1回では誤差が大きくなっていますが、回を重ねる毎に誤差は小さくなっています。
東日本・西日本の都市では、第1回から誤差3日以内で、その後開花直前の予測に至るまで安定した精度を保っていました。
開花時期が遅く、平年と比べてもかなり早い開花となった札幌・仙台については、早い時期での予想は難しく第1回では誤差が大きくなっていますが、回を重ねる毎に誤差は小さくなっています。
各社の気象庁標本木の開花予想精度比較
2015年シーズンは、開花直前の時期における予測で、数日先までの気温予測が芳しくないことで開花日の予想にずれが生じているケースが目につきました。今後は、数日から1週間の気温予測について改善していきたいと考えています。
さらに詳しい精度検証結果については、下記をご覧ください。
2015年シーズン_桜予想精度検証資料
2015年シーズン_桜予想精度検証資料
※ 精度の指標として、平均絶対誤差 (Mean Absolute Error) を用いています。
平均絶対誤差は、各地点の予測誤差の絶対値の合計を全地点数で割ったものです。
平均絶対誤差は、各地点の予測誤差の絶対値の合計を全地点数で割ったものです。
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本件に関するお問合せにつきましては、こちらのお問合せフォームまたは、電話 06-6567-2222 にて承っております。
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