大阪城公園でドローンによる都市部での気象観測を実施します
2019年2月15日
日本気象株式会社は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が構成する「実証事業検討チーム」が提案を募集していた「大阪城公園における実証事業」として、大阪城西の丸庭園において、ドローンを用いた低層大気の気象観測を実施します。大阪中心部におけるこのような観測は初めてとなります。
大阪城西の丸庭園
背景
近年、地球規模の気温上昇に伴い、豪雨や熱波などの極端な気象現象が増加しています。昨年は堺市で観測史上最高の39.7度を観測するなど、大阪でも連日の猛暑が記録されました。防災や環境保全のためには、高精度な気象予報が必要です。特に、人口が集中し街区が複雑な都市部では、きめ細かな予報が求められており、複雑な地形での予報精度を向上させるためには、その複雑さに近いところ、つまり地表面近くの気象観測データが必要です。このような気象観測に適しているのが、近年、飛行技術が飛躍的に進歩してきたドローンです。ドローンを使用することで、比較的容易に三次元的な観測が可能となります。現状では、都市部での低層大気の観測データは非常に少なく、気象予報精度の向上につながる貴重なデータとして期待されています。
概要
今回の実証では、朝から夕方にかけて、地上150mまでの鉛直観測を複数回行い、大気構造の変化を把握します。都市部でのドローンによる定期観測の実現のため、この観測結果は、気象予報の入力データとして、有効な観測高度範囲の策定などに利用されることが期待されます。
実証事業検討チームは、「未来社会の実験場」の実現をめざす2025年大阪・関西万博に向けて、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでおり、「大阪城公園における実証事業」の提案募集もその一環で実施されたものです。日本気象は、大阪や大阪城公園における、有効な気象情報の活用と、都市環境における防災や健康維持に貢献します。
実証事業検討チームは、「未来社会の実験場」の実現をめざす2025年大阪・関西万博に向けて、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでおり、「大阪城公園における実証事業」の提案募集もその一環で実施されたものです。日本気象は、大阪や大阪城公園における、有効な気象情報の活用と、都市環境における防災や健康維持に貢献します。
【お問合せについて】
本件に関するお問合せにつきましては、こちらのお問合せフォームまたは、電話 06-6567-2222 にて承っております。
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