JOGMEC「令和6年度 洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査に係る業務」に採択されました
2025年2月5日
日本気象株式会社(本社:大阪、代表取締役:鈴木 正徳、以下 日本気象)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)の調査事業、令和6年度「洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査に係る業務(北海道岩宇・南後志地区沖(浮体)南部エリア:風況・気象海象調査)」に採択されましたのでお知らせいたします。
業務概要
本業務では、セントラル方式の一環として、洋上風力発電事業の実施可能性が見込まれる海域を対象として、洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査事業を実施します。洋上風力発電設備の基本設計に必要となる風況・気象海象に関する調査データを取得するために、フローティングライダーを用いたサイト調査を実施します。
フローティングライダー「AXYS FLiDAR WindSentinel™」
事業期間: 令和7年2月~令和9年2月
調査区域: 北海道岩宇 南後志地区沖(浮体)
調査区域: 北海道岩宇 南後志地区沖(浮体)
調査目的
洋上風力発電事業において基本設計を行う際に必要となる情報・データのうち、風況調査については、発電設備の設備利用率および発電量を推定し、発電事業による収益性を評価するために、対象海域における風況を把握します。また登録適合性確認機関による適合性確認のサイト条件評価に参考情報としても活用可能なデータを取得することを目指します。
気象調査は、風車の発電量推定に必要な空気密度を把握するための情報を取得すること、海象調査は、発電設備等の支持構造物の設計に資する情報を得るために、対象海域における海象を把握することを目指します。
気象調査は、風車の発電量推定に必要な空気密度を把握するための情報を取得すること、海象調査は、発電設備等の支持構造物の設計に資する情報を得るために、対象海域における海象を把握することを目指します。
背景
洋上風力発電の今後の案件形成の加速化に向けて、経済産業省と国土交通省は、案件形成の初期段階から政府や自治体が関与し、より迅速・効率的な調査等を行う「セントラル方式」を確立するとともに、この一環として、2023年度からJOGMECが、洋上風力発電の基本設計に必要な風況や海底地盤に関する調査を実施しています。
風況・気象海象調査について
本業務では、セントラル方式における風況・気象海象調査では初めてフローティングライダーを使用いたします。フローティングライダーは、ドップラーライダーが搭載可能な浮体式ブイで、沖合での風況観測や海象観測が可能です。本業務にて使用する機種はCarbon Trust社による商用利用に向けたロードマップにてStage3認定を有しております。このフローティングライダーには、ドップラーライダー2台を搭載し、電源構成や通信機器等にも冗長性を持つことで、データ欠測のリスクを軽減し、通年での観測において安定して高精度のデータを取得することを目指します。
フローティングライダー「AXYS FLiDAR WindSentinel™」
日本気象の洋上風力発電事業について
日本気象は、洋上風力発電の導入を支援するための最新の技術コンサルティングの提供や、技術的課題の解決に取り組んでいます。風況や気象海象における調査手法の研究と開発を行い、洋上風力開発において多くの実績を積んできました。本業務を通じて、国内における洋上風力発電の導入拡大に貢献してまいります。
【お問合せについて】
本件に関するお問合せにつきましては、こちらのお問合せフォームまたは、電話 06-6567-2222 にて承っております。
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