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ビジネス活用のための気象データ講座を開設します

2025年7月31日

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日本気象株式会社は、気象データのビジネス活用を目指す企業担当者向けのeラーニング講座「ビジネス活用のための気象データ基礎研修」を2025年7月31日に開設いたしました。本講座は、当社の教育事業における新たな講座として、気象データのビジネス活用を推進する人材を育成することを目的としています。
背 景
気象は農業、観光、製造・販売、消費者の行動など、さまざまな分野に大きな影響を与えます。気象データを活用して未来を予測することは、利益の向上やコスト削減に繋がるため、あらゆる経済活動における気象データの利活用が推進されています。

その重要性が高まる一方で、「気象データの特性や注意点がわからず、扱いに不安がある」といった声も多く聞かれます。既存の教育プログラムには専門的なものが多く、これまで気象データの基礎を網羅的に学べるサービスは存在しませんでした。
実際に、気象データを活用する企業からは、「本当は気象データの処理まで理解してほしい」「軽めの気象データに関する講座があれば受講させたい」といった声が上がっています。また、企業内で気象の基礎知識を持つ人材を育成する時間を確保できないという課題も存在します。気象庁の「産業界における気象データの利活用状況に関する調査(令和2年度)」によれば、自社の事業が気象の影響を受けると認識している企業は、既にデータを活用している企業の約6倍にのぼり、気象データ活用に関する潜在的な学習ニーズは非常に大きいと考えられます。

このようなニーズに応えるため、当社が長年培ってきた気象データに関する知見を活かし、専門知識がない方でも体系的に学べる研修講座を開設いたしました。
「ビジネス活用のための気象データ基礎研修」の概要
本講座は、気象の専門知識がない方でも、気象データの特性を理解し、ビジネス課題の解決に活用できるようになることを目指します。

第一線で活躍する気象データのプロが講師を担当
講師には、予報業務を担当し気象予報士試験対策講座でも指導にあたる気象予報士と、気象データ開発の最前線に立つデータサイエンティストが、それぞれの専門分野を解説します。基礎知識から実践的な技術まで、気象会社で気象データの業務を行うプロならではの視点で学ぶことができます。
実践的なスキルが身につくカリキュラム
気象データのビジネス活用に必要な、気象の基礎知識に加えて、気象データの種類や仕様の最新情報、専門的なデータ形式やデータの作成方法など、実務に直結するスキルを習得できます。eラーニング形式で自分のペースで繰り返し学習することが可能です。
対象
○ 企業のDX推進部門、新規事業開発部門などで、新たに気象データを扱うことになった担当者
○ 気象データの利用を検討している企業の方
○ 就職や転職に向けて、気象データの取り扱いスキルを身につけたい方
など。

公式サイト:https://ods.n-kishou.co.jp/tech/seminar/training/
日本気象は、ビジネスや社会における気象データの成功事例を増やし、社会全体の気象データ活用リテラシーの向上に貢献してまいります。