利用事例Case
自然エネルギー調査
風力発電の事前風況調査として、タワーによる風観測、リモートセンシング(ドップラーライダー)による風観測を利用していただいております。近年では、風力発電機の大型化に伴い、高さ100mの高高度のデータを取得するために、リモートセンシングによる調査のニーズが高くなっております。
風力発電の風況シミュレーション
複雑地形における風力発電の建設のための事前風況予測において、タワーによる1年間の風況観測結果から、ウィンドファーム全体の風況分布を予測します。予測には、複雑地形に対応したモデルを用いております。
道路気象観測
盛り土構造物による冷気停滞調査、構造物による風況変化の実態調査など、現地で道路構造物により懸念される気象変化について、測定、検証いたします。
風向風速計の複数地点測定、気温計の複数高度での測定を行っております。
大気汚染原因調査
施設からの大気汚染が懸念される地域において、周辺地域での風の実態を把握するために、風向風速計の多点観測、複数高度による気温計による接地逆転層の調査を行っております。
構造物による冷気停滞シミュレーション
構造物の建設により、冷気が停滞し、農作物への影響が懸念されたため、事前に予測シミュレーションにより、どの程度冷やされるかを知り、その後の対策につなげました。
スタジアム内の風測定
ドップラーライダーで用いるレーザー光の指向性の高さを利用し、斜め方向にもビームを振ることで、通常測れない空間の風の分布を測定する事が可能となります。
例えば、スポーツスタジアム内上部の風分布を測定し、その情報に基づいて選手が有利に競技を進める事が可能となります。
また、観客にコンテンツとして提供することで、競技観戦の興味を高める事ができます。