2025年桜の開花・満開予想(第1回)を発表

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2025年桜の開花・満開予想(第1回)を発表
2025年1月9日
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日本気象株式会社は、1月9日に2025年第1回桜の開花・満開予想を発表しました。北海道から鹿児島までの全国約1,000か所のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。次の発表は1/23の予定です。
2025年の桜の開花傾向について
2025年第1回桜開花予想マップ
[2025年1月9日発表]
全国的に平年並みの開花に
今シーズンは10月から11月にかけて気温が高かったため、全国的に休眠打破の時期は平年より遅くなる見込みです。休眠打破後は平年より高めの気温が予想されており、花芽が順調に生長し休眠打破の遅れを取り戻すため、全国的に平年並みの開花となるでしょう。
3月22日に高知・福岡・鹿児島で開花がスタートし、続いて関東甲信地方、東海地方、中国地方でも続々と開花し始める予想となっています。
高知・福岡は平年と同じ、鹿児島は4日早い開花の予想です。東京では、平年と同じ3月24日頃に開花を迎える予想です。

[東日本・西日本]
10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並みの気温でした。10月から11月にかけての高温の影響で休眠打破の時期は1週間程度遅くなる見込みです。1月は平年並みか平年より高め、2月から3月にかけては平年より高めの気温が予想されています。
開花時期は平年並みでしょう。

[北日本]
10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低めの気温でした。10月から11月の気温が高かったため、休眠打破の時期は1週間程度遅れた見込みです。1月から2月にかけては平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されています。
開花時期は平年並みでしょう。

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2025年の主な都市の開花・満開予想日
都市開花予想日開花平年差満開予想日満開平年差平年開花日
札幌5/1頃0日
 (平年並)
5/5頃-1日5/1
青森4/21頃-1日
 (平年並)
4/25頃-1日4/22
仙台4/7頃-1日
 (平年並)
4/13頃0日4/8
東京3/24頃0日
 (平年並)
3/31頃0日3/24
金沢4/2頃-1日
 (平年並)
4/8頃0日4/3
長野4/11頃0日
 (平年並)
4/16頃0日4/11
名古屋3/24頃0日
 (平年並)
4/3頃1日3/24
京都3/27頃1日
 (平年並)
4/4頃0日3/26
大阪3/27頃0日
 (平年並)
4/3頃-1日3/27
和歌山3/26頃2日
 (平年並)
4/2頃-1日3/24
広島3/24頃-1日
 (平年並)
4/3頃0日3/25
高知3/22頃0日
 (平年並)
3/29頃-1日3/22
福岡3/22頃0日
 (平年並)
3/31頃0日3/22
鹿児島3/22頃-4日
 (平年より早い)
4/2頃-3日3/26
 
実況値(既に開花または満開が発表された地点です)
全都道府県の開花・満開情報はこちらをご覧ください。
全国48都市の桜の開花・満開予想
地方ごとの開花傾向について
地方概況
北海道地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低めの気温でした。1月から2月にかけては平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
東北地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低めの気温でした。1月は平年より高め、2月は平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
関東・甲信地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年並みの気温でした。1月から3月にかけては平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
北陸地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低めの気温でした。1月は平年より高め、2月は平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
東海地方開花は、平年並み10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並みの気温でした。1月は平年より高め、2月は平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
近畿地方開花は、平年並み10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並みの気温でした。1月は平年より高め、2月は平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
中国地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年並みの気温でした。1月は平年並み、2月から3月にかけては平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
四国地方開花は、平年並み10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並みの気温でした。1月から2月にかけては平年並み、3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
九州地方開花は、平年並み10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並みか平年より低めの気温でした。1月は平年より低め、2月から3月にかけては平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。

開花メーター

桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。 「開花メーター」は、春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した、日本気象独自の情報です。
桜開花メーターについて(pdf)
2025年第1回開花メーター
日本気象の桜開花予想の方法について

桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いています。 秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しています。
開花・満開予想日について
開花・満開予想日は、気象庁標本木の観測基準に基づいており、「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」として予想を行っています。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」
お天気ナビゲータ 桜ナビ

「お天気ナビゲータ 桜ナビ」では、全国約1,000か所の開花・満開予想や開花メーターなど豊富な情報を提供しています。「お天気ナビゲータ」は約200万人の方が利用する天気防災サイトです。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

アプリ「桜のきもち(無料)」 (iOS / Android
3か国語に対応した、桜の開花情報がわかるお花見を楽しむためのアプリです。
桜の名所の開花予想や、見頃スポットの接近通知機能など、桜の情報をお伝えします。

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情報のご利用について
日本気象では、桜以外にも、紅葉見頃予想や梅の開花予想などの季節ごとの情報や、星空指数や登山予報など様々な情報を開発、データを提供します。ご利用については、お気軽にお問い合わせください。
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