2020年シーズンの梅の開花予想を発表

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2020年シーズンの梅の開花予想を発表
2019年12月11日
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日本気象株式会社は、2019年12月11日に2020年シーズンの梅の開花予想を発表しました。北海道から沖縄までの全国50か所の各都市の梅(ハクバイ)について、開花予想を行っています。日本気象はこれまで、桜開花予想や紅葉見頃予想などの開発を行ってきましたが、今シーズンより梅の開花予想についても提供を開始します。
すべての都市の開花予想日は、天気・防災総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。
2020年シーズンの梅の開花傾向について
2020年シーズン第1回梅開花予想マップ
[2019年12月11日発表]
梅の開花時期は、平年並みか平年より遅くなるところが多い見込み
1月上旬頃に沖縄や四国で開花がスタートする見込みです。東京は1月下旬に平年より1週間早く開花する予想です。

沖縄
9月から11月にかけては平年並みの気温でした。休眠打破の時期は、那覇では平年より2週間程度遅く、石垣では平年並みの見込みです。 12月から1月にかけては平年より高めの気温が予想されています。
開花時期は、平年並みか平年より遅いでしょう。

東・西日本
9月から11月にかけては平年より高めの気温でした。この影響で休眠打破の時期は平年より1週間程度遅れる見込みです。 12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されています。
開花時期は、平年並みか平年より遅いでしょう。

北日本
9月から10月にかけては平年より高め、11月は平年並みの気温でした。この影響で休眠打破の時期は平年より1週間程度遅れる見込みです。 12月から2月にかけては平年よりやや高めの気温が予想されています。
開花時期は、平年並みか平年より遅いでしょう。
2020年シーズンの主な都市の開花予想日
都道府県都市開花予想日開花平年差平年開花日
北海道札幌5/3頃25/1
青森青森4/25頃44/21
宮城仙台3/19頃212/27
東京東京1/19頃-71/26
長野長野3/26頃93/17
愛知名古屋1/28頃-52/2
大阪大阪2/14頃42/10
和歌山和歌山2/12頃02/12
広島広島2/9頃32/6
福岡福岡1/30頃-32/2
鹿児島鹿児島2/3頃31/31
沖縄那覇1/29頃141/15
 
実況値(既に開花または満開が発表された地点です)
全都道府県の開花情報はこちらをご覧ください。
全国50都市の梅の開花予想
地方ごとの開花傾向について
地方概況
北海道地方

開花は、平年並み

9月から10月にかけては平年より高め、11月は平年より低めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
東北地方

開花は、平年並みか平年より遅い

9月から11月にかけては平年より高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並みか平年より遅い。
関東・甲信地方

開花は、平年並みか平年より遅い

9月から11月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並みか平年より遅い。
北陸地方

開花は、平年並み

9月から11月にかけては平年より高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
東海地方

開花は、平年並み

9月から11月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
近畿地方

開花は、平年並み

9月から11月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
中国地方

開花は、平年並み

9月から11月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
四国地方

開花は、平年並み

9月から11月にかけては平年より高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並み。
九州地方

開花は、平年並みか平年より遅い

9月から11月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。12月から2月にかけては平年より高めの気温が予想されます。開花は、平年並みか平年より遅い。
沖縄地方

開花は、平年並みか平年より遅い

9月から11月にかけては平年並みの気温でした。12月から1月にかけては平年より高めの気温が予想されるため。開花は、平年並みか平年より遅い。
日本気象の梅の開花予想について
梅の花 白加賀 梅の花
予想の対象・開花予想日について
気象庁の梅の標本木を対象として、ハクバイ(白い花を咲かせるもの)の予想を行っています。
開花予想日は、気象庁標本木の観測基準に基づいており、「標本木に5~6輪の花が咲いた状態になった最初の日」の予想となっています。
梅の開花の仕組み
梅と桜は共にバラ目バラ科サクラ属の落葉樹で、その形態やバイオリズムについてもよく似ていますが、異なる特徴もあります。 例えば、桜が3月中旬頃から開花するのに対し、梅は早い地域(沖縄や四国など)では1月頃から開花がスタートします。また、梅は桜と比べて開花してから散るまでの期間が長い特徴があります。
梅の開花時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。梅の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、 ①休眠 ②生長、 の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。そして、秋から冬にかけて一定の低温にさらされると休眠打破します。休眠打破後は生長段階に入り、気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
予測の方法について
桜の開花予想で培った知見を基に、桜と梅のバイオリズムの違いも加味して、梅の開花予想のための独自の予測式を開発しました。 秋から冬にかけての低温や生長状態、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花予想日を算出しています。