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気象庁「線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究」に協力しています

2022年6月21日

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日本気象株式会社は、気象庁が実施する、「線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究」において、気象庁気象研究所(茨城県つくば市、以下「気象研究所」)の委託を受け、「線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測」の一環として、令和4年の梅雨期に九州において、気象データの鉛直分布データを取得する高層気象観測を実施します。
概要
「線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測」は、集中観測等によって、線状降水帯の発生・停滞・維持等の機構解明を加速化するとともに、観測データや知見を用いて、数値予報の精度向上に繋がるような研究を実施し、線状降水帯の予測精度向上と、より早い段階からの確実な防災・減災対策に貢献することを目的に実施されています。
日本気象は、この研究の一環として、令和4年の梅雨期に九州において、気象データの鉛直分布データを取得するため、ラジオゾンデ等を用いた高層気象調査を実施します。線状降水帯による大雨災害の防止・軽減に向けて、予測精度の向上に貢献いたします。
気象庁の技術開発・研究について
近年、線状降水帯による大雨によって毎年のように甚大な被害が発生しています。このような災害を引き起こす線状降水帯の発生について、事前に予測することは困難でしたが、気象庁は、線状降水帯の予測精度向上に向けた技術開発・研究のため、全国の大学等の研究機関と連携して、6月よりメカニズム解明に向けた高密度な集中観測や、スーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験を実施しています。
「線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測」は、九州を中心とした西日本において、高密度な集中観測が実施されています。