日本気象は、未来の電力システムに必要な、高精度の気象予測や気象条件に強く依存する電力需要予測の技術開発など、エネルギー気象に関わる幅広い分野での予測サービスに力を入れています。
日射量データについて
太陽光発電事業者様や、太陽光発電所から電力を調達する小売電気事業者様向けに、日射量の予測値や推定値のデータをご提供しています。スマートハウスとの系統連系やwebコンテンツでの利用など、太陽光エネルギーの技術開発や利用促進に向け、幅広くご利用いただけます。
予測値は当社の独自モデルであるSACRAでの計算結果で、1~2日先までの日射量を30分間隔で予測しています。発電計画でのご利用が可能です。
推定値は気象衛星データ等から推定した2kmメッシュのデータで、10分毎のご提供となります。観測データの代替として、パネルの故障検知などにお役立ていただけます。
また、機械学習等にご利用いただける過去データもご用意しています。
POWER FORECAST(パワーフォーキャスト)
高精度な気象予測と独自のノウハウを用い、太陽光発電所や風力発電所の出力と電力需要を予測します。最適な調達量の計算をサポートいたします。
データの活用
自然エネルギーを利用したエネルギーマネジメントシステムは実用化に向けて、日々研究開発が進んでいます。日本気象では研究、実証実験などへ参画し、検証内容などを受けて、サービスの改善や品質向上に努めています。
系統連系の安定計画制御
自然エネルギーの供給量を見積り、系統連系を安定的に効率よく運用するために、太陽光発電量予測情報が必要となります。太陽光発電には日射量予測データなどが必要です。
バッテリーの制御
気象条件に左右される割合が高い太陽光エネルギーの利用。気温や湿度、日射量などの気象予測データを利用して需要予測を行なうことで、効率の良いバッテリーの充放電スケジューリングを行い、エネルギー利用の無駄をなくします。
PVモニタリング
予測発電量を表示することで、コンテンツの膨らみや、省エネ・節電対策など、利用者への意識喚起などを行なうことが可能となります。
さらに、自然エネルギーによる発電量やエネルギー利用データなど需給量をタイムリーに集約し管理する仕組によって、気象情報を拠点、地域的、広域的に集約し利用していくことも考えられます。
スマートX
エネルギーマネジメントはその管理するターゲットの違いで、HEMS、BEMS、CEMS などがあげられます。
気象情報は、それらのシステム全てで利用される可能性があります。
ハウスメーカー、家電メーカー、スマートグリッドなどのSIヤー、太陽光発電メーカー、計測モニタメーカー、電力会社など多様な業種での活用が期待されます。
事業性評価・リスク評価
電力需給予測
気象予測(気温、湿度)を利用し、電気の利用見通しを行います。