突風や急な雨や雪、空港や港湾において航行の妨げとなる濃霧などは、従来の気象モデルでは十分な精度で予測することは困難です。
ドローンは、このような高度1~2kmの大気境界層で起こる急激な現象の予測精度を向上させるためのツールとして有望視されています。
Meteodrone MM-670
スイスMeteomatics社のMeteodrone MM-670は、高度なセンサー技術と飛行技術により、上空6kmまでの高密度かつ高精度な観測が可能な、世界最高水準の気象観測ドローンです。
高い耐風性能、防水性能を持ち、簡単なタッチパネル操作で完全自動で操縦することができます。高速で上昇・下降し、搭載センサーの測定値と姿勢制御情報から気象データを取得します。
米国大気海洋庁(NOAA)の気象観測機器としての基準を満たしており、スイスでは、Meteodroneで得られた気象データを利用することによって、気象予測の精度が大きく向上することが実証されています。