洋上風力発電事業の設計要件に資するデータや、漁業に関するモニタリングなど各種海洋に関する調査を実施し品質管理したデータを提供します。さらには各種データを利用した解析業務を通じて、コンサルティングを行います。
海象調査
洋上風力発電設備を設置する海域の波浪や流速等の海象をモニタリングするためには、各種観測機器を海洋に設置する必要があります。手法として海底に設置する、もしくは海上の係留ブイに取り付ける方法があります。当社では水深20m程度の沿岸域から、水深200mまでのEEZ内であれば水深にかかわらず係留ブイを活用し、風速風向、温湿度、大気圧、波浪、流向流速、水温、塩分などの気象海象データを長期に渡って取得し提供します。
調査結果はリアルタイムに陸上へ配信することが可能で、それにより漁業者や自治体に役立てていただくことも可能になります。
海底設置型ADCP
シミュレーション
波浪や海流、水温や風などの数値データを過去にさかのぼり長期間計算し、データセットを作り極値統計解析に利用します。さらに、これらのモデルを利用し予報に活用することで、漁業協調や洋上風力発電設備の運用管理の効率化などのO&Mにも貢献します。
海象シミュレーション
海底地形調査
洋上風力発電設備を検討する事業エリアの海底地形や海底表層の底質を確認したいときに、マルチナロービームを用いた海底地形調査を実施し立体画像で可視化した結果をご提供します。
生物付着調査
海洋では、構造物に生物が付着し構造物の腐食や浮力低下などの要因となります。係留系などを用いた生物付着の調査により、海域特融の生物の付着量や種類を定期的に観察し記録します。