2025年桜の開花・満開予想(第6回)を発表

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2025年桜の開花・満開予想(第6回)を発表
2025年2月27日
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日本気象株式会社は、2月27日に2025年第6回桜の開花・満開予想を発表しました。北海道から鹿児島までの全国約1,000か所のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。次の発表は3/6の予定です。
2025年の桜の開花傾向について
2025年第6回桜開花予想マップ
[2025年2月27日発表]
全国的に平年並みか平年より遅めの開花に
今シーズンは全国的に休眠打破の時期は平年より遅くなった見込みです。北日本では休眠打破後にその遅れを取り戻す予想ですが、東日本・西日本では休眠打破の遅れの影響が響く見込みで、全国的に平年並みか平年より遅めの開花となる地点が多いでしょう。 前回の発表と比べて、3月の気温が前回より高く推移する予想に変わったため、東日本・西日本で開花予想日が1~2日早くなっています。
3月24日に東京で開花がスタートし、続いて四国地方、九州地方、東海地方でも開花し始める予想となっています。

[東日本・西日本]
東日本では、10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年並み、1月は平年より高め、2月は平年より低めの気温でした。 西日本では、10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月から1月にかけては平年並み、2月は平年よりかなり低めの気温でした。 10月から11月にかけての高温の影響で、休眠打破の時期は1週間程度遅くなる見込みです。 東日本・西日本では3月は平年より高めの気温が予想されています。
開花時期は、東日本では平年並み、西日本では平年より遅いでしょう。

[北日本]
北日本では、10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月は平年よりかなり高め、2月は平年より高めの気温でした。 10月から11月にかけての気温が高かったため、休眠打破の時期は1週間程度遅れた見込みです。 3月は平年より高め、4月は平年並みの気温が予想されています。
開花時期は平年並みか平年より早いでしょう。

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2025年の主な都市の開花・満開予想日
都市開花予想日開花平年差満開予想日満開平年差平年開花日
札幌4/28頃-3日
 (平年より早い)
5/2頃-4日5/1
青森4/21頃-1日
 (平年並)
4/25頃-1日4/22
仙台4/8頃0日
 (平年並)
4/13頃0日4/8
東京3/24頃0日
 (平年並)
4/1頃1日3/24
金沢4/5頃2日
 (平年並)
4/11頃3日4/3
長野4/13頃2日
 (平年並)
4/18頃2日4/11
名古屋3/26頃2日
 (平年並)
4/5頃3日3/24
京都3/29頃3日
 (平年より遅い)
4/7頃3日3/26
大阪3/29頃2日
 (平年並)
4/6頃2日3/27
和歌山3/28頃4日
 (平年より遅い)
4/5頃2日3/24
広島3/28頃3日
 (平年より遅い)
4/7頃4日3/25
高知3/25頃3日
 (平年より遅い)
4/2頃3日3/22
福岡3/26頃4日
 (平年より遅い)
4/4頃4日3/22
鹿児島3/26頃0日
 (平年並)
4/6頃1日3/26
 
実況値(既に開花または満開が発表された地点です)
全都道府県の開花・満開情報はこちらをご覧ください。
全国48都市の桜の開花・満開予想
地方ごとの開花傾向について
地方概況
北海道地方開花は、平年並みか平年より早い10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月から2月にかけては平年よりかなり高めの気温でした。3月から4月にかけては平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並みか平年より早い。
東北地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月は平年より高め、2月は平年並みの気温でした。3月は平年より高め、4月は平年並みの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
関東・甲信地方開花は、平年並み10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年並み、1月は平年よりかなり高め、2月は平年並みの気温でした。3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
北陸地方開花は、平年並みか平年より遅い10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月は平年より高め、2月は平年より低めの気温でした。3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並みか平年より遅い。
東海地方開花は、平年並み10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並み、1月は平年より高め、2月は平年より低めの気温でした。3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年並み。
近畿地方開花は、平年並みか平年より遅い10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月は平年並み、1月は平年より高め、2月は平年より低めの気温でした。3月は平年並みの気温が予想されるため、開花は、平年並みか平年より遅い。
中国地方開花は、平年より遅い10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月から1月にかけては平年並み、2月は平年よりかなり低めの気温でした。3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年より遅い。
四国地方開花は、平年より遅い10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月から1月にかけては平年並み、2月は平年より低めの気温でした。3月は平年より高めの気温が予想されるため、開花は、平年より遅い。
九州地方開花は、平年より遅い10月から11月にかけては平年よりかなり高め、12月から1月にかけては平年並みか平年より低め、2月は平年よりかなり低めの気温でした。3月は平年並みの気温が予想されるため、開花は、平年より遅い。

開花メーター

桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。 「開花メーター」は、春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した、日本気象独自の情報です。
桜開花メーターについて(pdf)
2025年第6回開花メーター
日本気象の桜開花予想の方法について

桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いています。 秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しています。
開花・満開予想日について
開花・満開予想日は、気象庁標本木の観測基準に基づいており、「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」として予想を行っています。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」
お天気ナビゲータ 桜ナビ

「お天気ナビゲータ 桜ナビ」では、全国約1,000か所の開花・満開予想や開花メーターなど豊富な情報を提供しています。「お天気ナビゲータ」は約200万人の方が利用する天気防災サイトです。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

アプリ「桜のきもち(無料)」 (iOS / Android
3か国語に対応した、桜の開花情報がわかるお花見を楽しむためのアプリです。
桜の名所の開花予想や、見頃スポットの接近通知機能など、桜の情報をお伝えします。

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情報のご利用について
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