2023年桜の開花・満開予想(第13回)を発表
2023年4月20日
来シーズンの桜開花・満開予想は2024年1月に発表予定です。
日本気象株式会社は、4月20日に2023年第13回桜の開花・満開予想を発表しました。
北海道から鹿児島までの全国約1,000か所のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。(今シーズンの桜開花予想の発表は、今回で最後となります。)
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。(今シーズンの桜開花予想の発表は、今回で最後となります。)
2023年の桜の開花傾向について

[2023年4月20日発表]
開花前線は北海道を北上中で、4月14日に函館、4月15日に札幌で開花が観測されました。
今シーズンは東京で3月14日に開花前線がスタートし、3月22日に同じく東京で全国最初の満開が観測されました。開花前線は北海道を北上中で、4月14日に函館、4月15日に札幌で開花が観測されました。いずれも開花日の最早日を5日前後更新する記録的な早さでした。室蘭でも今後3~4日のうちに開花する見込みです。道南の一部では既に満開を迎えており、函館でも本日満開が観測されました。
[東日本・西日本]
既に全ての地点で満開を迎えており、多くの地点で葉桜になっています。
[北日本]
10月は平年並み、11月は平年よりかなり高め、12月は平年並み、1月は平年より低め、2月は平年並み、3月は平年よりかなり高めの気温でした。特に11月の気温が高かったため、休眠打破の時期が概ね数日程度遅れた見込みです。4月は平年より高めの気温が予想されています。
開花・満開時期は、平年よりかなり早いでしょう。
2023年の主な都市の開花・満開予想日
都道府県 | 都市 | 開花予想日 | 開花平年差 | 満開予想日 | 満開平年差 | 平年開花日 |
---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 札幌 | 4/15開花 | -16 | 4/21満開 | -15 | 5/1 |
青森 | 青森 | 4/7開花 | -15 | 4/11満開 | -15 | 4/22 |
宮城 | 仙台 | 3/26開花 | -13 | 3/31満開 | -13 | 4/8 |
東京 | 東京 | 3/14開花 | -10 | 3/22満開 | -9 | 3/24 |
石川 | 金沢 | 3/23開花 | -11 | 3/30満開 | -9 | 4/3 |
長野 | 長野 | 3/28開花 | -14 | 4/3満開 | -13 | 4/11 |
愛知 | 名古屋 | 3/17開花 | -7 | 3/27満開 | -6 | 3/24 |
京都 | 京都 | 3/17開花 | -9 | 3/24満開 | -11 | 3/26 |
大阪 | 大阪 | 3/19開花 | -8 | 3/27満開 | -8 | 3/27 |
和歌山 | 和歌山 | 3/20開花 | -4 | 3/25満開 | -9 | 3/24 |
広島 | 広島 | 3/19開花 | -6 | 3/28満開 | -6 | 3/25 |
高知 | 高知 | 3/17開花 | -5 | 3/24満開 | -6 | 3/22 |
福岡 | 福岡 | 3/18開花 | -4 | 3/26満開 | -5 | 3/22 |
鹿児島 | 鹿児島 | 3/24開花 | -2 | 4/5満開 | 0 | 3/26 |
全都道府県の開花・満開情報はこちらをご覧ください。

地方ごとの開花傾向について
地方 | 概況 |
---|---|
北海道地方 | 既に満開となったところがあります |
東北地方 | 既に葉桜となっているところがあります |
関東・甲信地方 | 既に葉桜となっています |
北陸地方 | 既に葉桜となっています |
東海地方 | 既に葉桜となっています |
近畿地方 | 既に葉桜となっています |
中国地方 | 既に葉桜となっています |
四国地方 | 既に葉桜となっています |
九州地方 | 既に葉桜となっています |
開花メーター
桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。
「開花メーター」は、春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した、日本気象独自の情報です。
桜開花メーターについて(pdf)


日本気象の桜開花予想の方法について
桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いています。
秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しています。
開花・満開予想日について
開花・満開予想日は、気象庁標本木の観測基準に基づいており、
「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、
標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」として予想を行っています。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

「お天気ナビゲータ 桜ナビ」では、全国約1,000か所の開花・満開予想や開花メーターなど豊富な情報を提供しています。「お天気ナビゲータ」は約200万人の方が利用する天気防災サイトです。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

桜の名所の開花予想や、見頃スポットの接近通知機能など、桜の情報をお伝えします。
情報のご利用について
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本件に関するお問合せにつきましては、こちらのお問合せフォームまたは、電話 06-6567-2222 にて承っております。
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