2025年桜の開花・満開予想(第13回)を発表
2025年4月17日
日本気象株式会社は、4月17日に2025年第13回桜の開花・満開予想を発表しました。北海道から鹿児島までの全国約1,000か所のソメイヨシノについて、今年の開花・満開予想を行っています。
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。次の発表は4/24の予定です。
すべての地点の開花・満開予想日や、桜の生長過程がわかる開花メーターは、お天気総合サイト「お天気ナビゲータ」にて掲載しています。次の発表は4/24の予定です。
2025年の桜の開花傾向について

[2025年4月17日発表]
開花前線は青森へ到達し、もう間もなく津軽海峡を横断して北海道まで到達するでしょう。
今シーズンは全国的に休眠打破の時期は平年より遅くなった見込みです。北日本では休眠打破後にその遅れを取り戻しましたが、東日本・西日本では休眠打破の遅れの影響が響いた見込みで、
開花・満開時期は概ね平年並みとなりました。この一週間で、東北地方北部でも開花が観測されました。東日本・西日本では見頃を過ぎ葉桜になりつつありますが、東北地方南部では満開見頃を迎えています。
開花前線は本日青森へ到達し、もう間もなく津軽海峡を横断して北海道まで到達するでしょう。
[東日本・西日本]
多くの地点で既に葉桜になっていますが、長野では満開見頃を迎えています。
[北日本]
10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月は平年よりかなり高め、2月から3月にかけては平年より高めの気温でした。
10月から11月にかけての気温が高かったため、休眠打破の時期は1週間程度遅れた見込みです。
4月は平年よりかなり高めの気温が予想されています。
開花時期は平年より早いか、平年よりかなり早いでしょう。
2025年の主な都市の桜開花・満開予想日
都市 | 開花予想日 | 開花平年差 | 満開予想日 | 満開平年差 | 平年開花日 |
---|---|---|---|---|---|
札幌 | 4/23頃 | -8日 (平年よりかなり早い) | 4/27頃 | -9日 | 5/1 |
青森 | 4/17開花 | -5日 | 4/23頃 | -3日 | 4/22 |
仙台 | 4/4開花 | -4日 | 4/10満開 | -3日 | 4/8 |
東京 | 3/24開花 | 0日 | 3/30満開 | -1日 | 3/24 |
金沢 | 3/29開花 | -5日 | 4/6満開 | -2日 | 4/3 |
長野 | 4/8開花 | -3日 | 4/13満開 | -3日 | 4/11 |
名古屋 | 3/26開花 | 2日 | 4/4満開 | 2日 | 3/24 |
京都 | 3/27開花 | 1日 | 4/5満開 | 1日 | 3/26 |
大阪 | 3/27開花 | 0日 | 4/4満開 | 0日 | 3/27 |
和歌山 | 3/26開花 | 2日 | 3/30満開 | -4日 | 3/24 |
広島 | 3/26開花 | 1日 | 4/2満開 | -1日 | 3/25 |
高知 | 3/23開花 | 1日 | 3/28満開 | -2日 | 3/22 |
福岡 | 3/25開花 | 3日 | 3/28満開 | -3日 | 3/22 |
鹿児島 | 3/24開花 | -2日 | 4/7満開 | 2日 | 3/26 |
全都道府県の開花・満開情報はこちらをご覧ください。

地方ごとの桜開花傾向について
地方 | 概況 |
---|---|
北海道地方 | 開花は、平年より早いか、平年よりかなり早い10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月から2月にかけては平年よりかなり高め、3月は平年並みの気温でした。4月は平年よりかなり高めの気温が予想されるため、開花は、平年より早いか、平年よりかなり早い。 |
東北地方 | 既に満開となったところがあります 満開は、平年より早い10月は平年よりかなり高め、11月は平年より高め、12月は平年より低め、1月は平年より高め、2月は平年並み、3月は平年よりかなり高めの気温でした。4月は平年より高めの気温が予想されるため、満開は、平年より早い。 |
関東・甲信地方 | 平野部では既に葉桜となっています 長野では満開を迎えています |
北陸地方 | 既に満開を迎えています |
東海地方 | 既に葉桜となっています |
近畿地方 | 既に葉桜となっています |
中国地方 | 既に葉桜となっています |
四国地方 | 既に葉桜となっています |
九州地方 | 既に葉桜となっています |
開花メーター
桜の花の元になる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠・覚醒(休眠打破)・生長を経てはじめて開花します。
「開花メーター」は、春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化した、日本気象独自の情報です。
桜開花メーターについて(pdf)


日本気象の桜開花予想の方法について
桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
①休眠 ②生長
の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、開花直前には花びらが垣間見えるようになります。
予測の方法について
桜の開花・満開予想には、ソメイヨシノの開花・満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いています。
秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しています。
開花・満開予想日について
開花・満開予想日は、気象庁標本木の観測基準に基づいており、「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」として予想を行っています。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

「お天気ナビゲータ 桜ナビ」では、全国約1,000か所の開花・満開予想や開花メーターなど豊富な情報を提供しています。「お天気ナビゲータ」は約200万人の方が利用する天気防災サイトです。
「お天気ナビゲータ 桜ナビ」

情報のご利用について
日本気象では、桜以外にも、紅葉見頃予想や梅の開花予想などの季節ごとの情報や、星空指数や登山予報など様々な情報を開発、データを提供します。ご利用については、お気軽にお問い合わせください。
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